little red ridinghood

ルイ&ロゼinグランカム城

「赤ずきんって、少しロゼに似てるな」
「え?」
「1人で森に行って、狼に騙されたりするなよ?」
「そ、其処まで子供じゃないよ!」
「悪い。馬鹿にしてるんじゃないぞ?」
「本当に悪いと思ってるんなら、頭」
「ん?ああそうか」
「えへへ。許して上げる」
「・・・心配なんだ」

sleeping beauty

エレナ&ルイinシアニスの宿

「ライオネルって、まるで眠り姫ね」
「ライオネルは姫じゃないぞ?」
「判ってるわよ。唯、眠りっぱなしの状況が似てると思っただけ」
「ふ〜ん」
「何よその反応?」
「まさか本当に、乙女のキスでもするのか?」
「・・・あたしがすると?」
「違うのか?あの時言ってたじゃないか」
「冗談に決まってるでしょ!?」
「いてっ!?」

Swan Lake

エレナ&ライオネルin船

「白鳥の湖の王子って、どうしてオデットとオディールの見分けがつかなかったのかしら?」
「どうしてとは?」
「不思議じゃない?永遠の愛を誓った相手なのに」
「悪魔の魔法に掛けられていたのでは?」
「それでも可笑しいわよ。あたしだったら、ライオネルとオーティスを見分けてみせるわ」
「・・・」
「って、違うわよ!?そういう意味じゃないから!」
「判っている。仲間として言っているんだろう?ありがとう」

Hansel and Gretel

ルイ&ライオネルin宿の焼け跡

「何だか少し、ヘンゼルとグレーテルになった気分だな」
「何だそれは?」
「森の中の罠を張られてた宿に泊まった所がさ」
「そうなのか?」
「・・・ライオネルお前、ヘンゼルとグレーテルって童話知らないのか?」
「ああ。1度も読んだ事は無いな」
「こど、っと、いや、その、何ていうかさ、説明するか?内容」
「必要ならば」
「いや、そんな真面目な顔をする様な事では無くてだな?唯の雑談だぞ?」

The Little Mermaid

エレナ&オーティスin夢

「人魚姫って、馬鹿よね」
「いきなり来て、何故俺にそんな事を言う?」
「だって、他の人には言えないわ」
「・・・で?人魚姫の何が馬鹿なんだ?」
「王子の誤解を解かないで、自分から泡になった事。あたしだったら、振り向かせる努力をするわ」
「それが馬鹿、か」
「自分の幸せ犠牲にして、どうして誰かを幸せに出来るって言うの?」
「エレナらしいな」
「だけどあたしがそう言えるのは、自分ではどうしようもないほど、大きな物を背負ってないからなのよね」
「泣くな」
「泣いてない。物語の所為で泣くなんて、それこそ、馬鹿みたいじゃない」
「お前は、そのままのお前でいれば良い」
「・・・ありがとう」

Rapunzel

エレナ&ルイinハールーンの宿

「どうしたんだエレナ?何を考え込んでいるんだ?」
「もしもあたしがラプンツェルみたいに塔に閉じ込められたら、助けに来てくれる?」
「!?・・・何度だって、助けに行く。当然だろ?仲間なんだから」
「・・・ありがとう」
「どういたしまして?」
「こう言う時、ルイも騎士なんだって思い出すわ。それとも、もともとかしら?」
「どう言う意味だ?」
「さあ?」

あとがき

今回字の文は邪魔に思えたので書かなかったら、状況とか、表情とか、行動とかが判り辛くなりました。
だからと言って、字の分付け足す気にはなりませんでした。
だから、好きに当てはめちゃって下さい。
それではさようなら。
戻る
> © 2012 hune hune kuki.