wish

fromヨハンナ

雷みたいに現れた  貴方の瞳に射抜かれる
神は誰も救わない  たった1言貴方は言った
只それだけで心が揺れる  そんなわたくし弱いのでしょうか?
だけど胸の十字架握り  前を見据えて言葉を紡ぐ
貴方に愛を教えましょう  それが2人の交わした賭け
負けたのならば  捧げましょう  貴方にこの身の全てでも

最後の日に勝ったのは  わたくし貴方のどちらでしょうか?
いいえどちらも負けました  それなら此処から始めましょう

もしも祈りが届くなら  誰かお願い時間を止めて
2人で居られるこの時に  別れてしまわぬこの時に

こんなに時間が経ったのに  貴方の心に触れられない
鍵の掛かった扉の様に  硝子越しに居る様に
見えているのに壊せない  そんなわたくし悪いのでしょうか?
だけど貴方の指先届き  最後の強がり砕けて消える
貴方と共に生きていたい  それが叶わぬ願いでも
伝えたならば  届くでしょうか?  この身に宿した思いの全て

最後の日が終わっても  わたくし貴方と居られるでしょうか?
いいえそれは判りません  それなら貴方に誓いましょう

もしもこの先罰があっても  わたくしきっと幸せです
貴方の笑顔があるならば  貴方と過ごしていられるならば

variable

fromオーティス

消えた命に悲しんだ  お前の涙に苛立って
主はきっと許します  その1言にむかついた
揺らがぬ瞳を壊したい  理由はほんとにそれだけだろうか?
だけど再度会った日の  瞳が俺を貫いた
そんな自分にいい訳呟く  これは単なる暇つぶしだと
俺が賭けに勝ったなら  命の全てを頂こう

最後の日も変わらない  これはそんな望みだろうか?
いいやもう変わってる  賭けが終わらぬ瞬間に

それなら新たな望みと共に  もう少しだけ傍にいよう
何かが判るそれまでは  何かが始まるそれまでは

この頃何かを訴え掛ける  瞳に思わず視線を逸らす
お前の頬を伝わる雫の  意味を俺は気付けない
溢れる涙を拭う資格が  今の俺にはあるのだろうか?
だけど震える指先触れた  瞬間見えた笑顔が眩しい
貴方の傍にずっと居たい  瞳が俺に囁いた
揺れる心を繋ぎ止め  それでも止まらぬその揺らぎ

最後の仮面が砕けたら  残るは本物だけだろうか?
いいやもう知っている  胸に燈った光の意味を

それなら何も躊躇わず  思いの全てを曝け出そう
伝わらなくなるその前に  終わりが始まるその前に
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© 2012 hune kuki.